浪速で　え～がな !!

幼少の頃　等身大ヒーローでは仮面ライダーやキカイダー全盛時
異彩を放つヒーローが存在した　゛レインボーマン゛である
当然ながら仮面ライターも好きでライダースナックをカード欲しさに
買ってはスナックを捨てていたクチである



チョッとB級ヒーロー扱いされることが多いが
当時は子供からの人気も高く、私も大好きなヒーローだった
敵も味方も余りカッコよく無かったところにインパクトを感じた

子供心に最低なネーミングだと思った、悪の組織゛死ね死ね団゛
しかし、敵が生身の人間という設定も始めてだったし
レインボーマンも完全無欠のヒーローでは無かった

変身ヒーローが怪人とキックやパンチで戦って最後爆発する
そんなパターンに子供達は　飽きてきた時期だったのかも知れない

衣装と言えば　月光仮面以上ライダーマン未満としょぼかった
見てくれは平均点以下だが、インドの山奥で修行したのだから
これはこれで正しいのだと子供達は受け入れた

なんと言っても一番の思い出は、当時主題歌を替え歌で歌うのが
爆発的に流行った　これは地域によって無限に存在する
私達が歌っていたのは　(昭和４８年頃　大阪堺市)

「インドの山奥でんでんかたつむりんごはまっかかー」と
言うようなモノだったが途中から忘れてしまった(笑)
歌うたびに自分でアレンジを加えて変えていく楽しみがあったのだ

ちなみに『死ね死ね団のテーマ』という最低な名曲も存在する

月曜日に学校に行って「あのくたら さんみゃく さんぼだい」呪文を唱え
月の化身だぁーと　関節を外すそぶりをしてニヨロニョロと
友達に近づき　机の中のカチカチのパンをぶつけて遊んだものだ
私の中では思い出深いヒーローである

東野圭吾シリーズであるが少し古い１９９９年の作品
女優、広末涼子の絶頂期と言える
個人的には役者小林薫が好きでこの人の作品はよく見る

この作品はどちらかと言えば「転校生」系のファンタジー映画
私は初見であったが、これは面白かった



妻と娘が乗ったスキーバスが転落事故を起こし妻は息を引き取る
娘は一命を取りとめたものの
意識が戻った彼女は自分は妻の直子だと告白する

身体は娘、意識は嫁さんと言う複雑な真実を受け止める旦那
家では旦那の嫁さんであり、高校生としての娘という秘密な生活が始まる
いくら意識は嫁さんといっても身体は実の娘なのでエッチはNG



「セックスどうする?」と聞かれ゛むせる゛シーン　(笑)

嫁さんは娘の意識を取り戻したい一心で猛勉強のすえ
大学の医学部に合格する
娘に逢いたい父親の愛情と、嫁を愛するがゆえに葛藤する旦那

娘に交際をせまる大学生に父親は言う「君とは付き合えない」
「我々は、宇宙からやって来た」(爆)

ある日突然、娘の意識が蘇る　父親は大喜びするが複雑な心境であった
娘の意識が長く続くようになり　嫁さん直子とのお別れの日がやって来る

数年後、結婚式場で父親に別れを告げる娘　
その時に題名である゛秘密゛の本当の意味を知る
甘く切ないラブ・ストーリー

まずこの時期の広末涼子はメチャ可愛いから見ておくべきだろう(笑)
それに意識が入れ替わった母親役の岸本加世子演技がとても自然で
ただのアイドル女優では無い上手さを感じた

父親役の小林薫という人はシリアスな演技も出来るけど
チョッとコミカルな演技が入るほど魅力を発揮する俳優さんだ
「転校生」「時かけ」など好きな人なら結構楽しめる作品だと思う

驚いたことに、このBDが発売される　それにDVDより安い(爆)
音響はリニアPCM 5.1chマルチチャンネル化されている
正直、これは少し欲しい　手元に残したい作品の一つ

映画「白夜行」公開記念放送として東野圭吾作品が
WOWOWで連続放送された、原作を読んだモノもあれば
映画が初見と言う作品もあったりだが

この人の魅力の一つはジャンルに拘らない柔軟性かも知れない
売れっ子でありながら作風に縛りが無い
推理小説からスタートするも今や人間のドロドロした内面を描いた
サスペンスで成功しているのもこの柔軟性があってのことだろう



今作品は映画が初見だった　驚いたのは私個人の見解だが
「さまよう刃」と全く逆の視点から一つの作品を完成させている点だ

゛さまよう刃゛では少年法と言う法律に守られた悪魔のような未成年を
復讐は法律上犯罪　と言うやりきれないテーマを突きつけた

゛手紙゛では弟の大学費用を作る為に犯したあやまちから
殺人犯として服役を始める兄貴
そのために殺人犯の弟と言う理由でことごとく人生が変わっていく弟

情状酌量はあるものの　犯罪を犯したことの事実は変わらない
悪魔のような犯罪も、あやまちで犯した犯罪も
法律上は同じことであり　世間の目もそれと同じこととなる

理不尽でもどかしいが、軸の部分は同じである
この全く逆のやり切れないテーマを確立させたシナリオは
私を大いに驚かせてくれた

オリの中と言う一種守られたところから手紙を出し続ける兄に
実社会で苦しみ生きて来た弟は最後の手紙を書く
兄貴の犯した罪は殺人だけでは無く、身内や係わった人の人生までも
大きく変えている　そういう全てをひっくるめて罪を償う必要があると

かなり重いテーマの作品だけに賛否両論ではあると思う
「差別は当然なんだよ」と言い切ってしまう　いさぎよさがこの人の魅力かも

原作からの変更である弟の夢がミージシャンからお笑い芸人と
言ったシナリオは、はラストで生きている
一時流行った携帯小説のような不幸のスパイラルと言った作品では無い

大阪弁を普通に話す沢尻エリカはやっぱり上手いと思った
もったいない女優だなとつくづく感じる

南極観測隊に料理人として参加した、西村淳原作のエッセー
「面白南極料理人」を映画化した癒し系人間ドラマ

主演の堺雅人と言う役者さんは不思議な魅力がある方で
自然な突っ込みなど凄く上手くて、関西の匂いを感じる
それにダメな男や女々しい演技が出来る数少ない役者だと思う



平均気温マイナス57℃という過酷な場所に建つ南極ドームふじ基地
ここに料理人として着任した西村淳(堺雅人)は
ストレスを抱えた隊員たちの心を料理で解きほぐそうと奮闘する
そんなサマをハートフルかつコミカルに描いている

隊員一人、一人のショートストーリをまとめたお話と言った構成で
その中に笑い有り、涙有りの人間ドラマが展開される
限られた空間で起こる面白さを上手く生かした演出
当たり前であるが、必ず料理(食事)が重要なポジションを占めている

大笑い出来るほどでも無く、パンチが効いているシナリオでも無い
若い監督なので　これが今風なのかも知れない
クスッとした笑いの連続で　どことなくほがらかに見終わってしまう
大ハズレも無いが　当りかと聞かれると首をひねってしまいそうな作品だった
どちらかと言えば劇団の舞台を見ている様な作りとも感じる

ただ確実に言えることは、ラーメンが食べたくなる(笑)

「容疑者Xの献身」が凄く面白かったので
東野圭吾氏の作品には少なからず興味を持っている
彼はバリバリの大阪下町育ちの大阪のおっちゃんであり
かなり怪獣オタクとしても有名?である

そんな彼の作品である「さまよう刃」がWOWOWで２月１９日放送される
こう言ったチョッと気になるけどDVDをレンタルする未満と
感じる作品がWOWOWで放送してくれるのはとても楽しみだ

WOWOWでは悪女に翻弄される物語「幻夜」も楽しませてもらった
深田恭子は悪女にしてはぽっちゃりし過ぎてるけど



少年犯罪と少年法の是非を真正面から見据え、少年たちによって無惨に
殺された愛娘の復讐に走る父親の苦悩と、それを追う２人の刑事の心の葛藤を描く

実を言うと私はこの原作を本で読んでいて映画化された事を知らなかった
内容はそうとう゛どぎつく゛゛しんどい゛読み終わって腹(芯)に残る作品だった
究極のダークヒーローかも知れない
あのゆっくり進むようでスピーディーな展開をどれだけ映画では描けているのか?

今、最も売れている゛旬゛の作家ではあるが
大阪人らしく積極的に作品にお笑いを取り込んでいる人でもあり
個人的には初期の作品やエッセイがお気に入りでもある
だけど話題の「白夜行」も見にいかないだろう、これもWOWOW待ち(笑)

トロンレガシィーを見に行った時に予告編で
新作「グリーン・ホーネット」の宣伝が流れた
このオリジナルを多少は知る者としては、激しく違和感を感じた





古いテレビドラマだったが主役の白人なんぞ記憶にも残っていない
助手である武道の達人でもあるカトーをあのブルース・リーが演じていた
ブルース・リー人気の後に見たので完全にリー目的で見た記憶が有る

ふと、隣の嫁さんを見ると目が輝いている・・・えっ!?　何その遠い目は
そう　彼女は新生カトー役、ジェイ・チョウのファンなのだ
つぶやく様に　面白そうと彼女はささやいた

ここでグリーン・ホーネットはブルース・リーの出世作やから
カンフーがどうだ、武道がどうした　なんぞウンチクたれようもんなら
「それは貴方のカビ臭い思い出の話でしょ!!」と一喝で終わる予感がした

年配の男性層には不動の人気を誇るブルース・リーだが
驚くほど女性層に支持か無いのも事実である

燃えよドラゴンのサントラでアチャーーを擦り切れるほど聴いたり
手製のヌンチャクでコブを作った思い出が彼を特別な者として
インプットしている事は今後も変わらないだろう

他のブログで同じ様な感想を読むとホットしてしまう(笑)
多分、嫁さんは目の奥に有る拒否反応を察知して私とは見に行かないと思う

まずはポスターに偽り有りと声を大にして言いたい
ヘソ出しセーラー服に超ミニスカートなど宣伝用である
劇中使われるセーラー服はむしろパンチラを避けて長めであった



吸血鬼の少女と、一度死んで少女フランケンとしてよみがえった
女子高生の恋をめぐる死闘を、ブラックな笑いを交えて描く

とにかく見てぶっ飛んだのはギャグ映画だったと言う事だ
『東京残酷警察』のノリかと思えば全く肩透かしをくらう
ストーリーなんぞ有って無いようなモノ

全編通して川村ゆきえのプロモーションビデオと言ったところ
やたらと彼女のアップが多く使われている
そのくせ、パンチラ等のお色気は封印されているから始末が悪い

必見すべきは川村ゆきえの演技力だろう
長い事映画見て来たが、これだけ棒読みの役者を初めて見た
ヘタクソと言う形容詞さえも　この棒読みの前ではかすんでしまう

「片腕マシンガール」よりはもっと軽いノリでサクッと見てしまえる
和製スブラッターギャグ映画
どこまで゛この゛ノリについて行けるかが勝負の分かれ道

ゆっきーにの棒読みに萌、って人向け



【BD感想】
リージョンAなので国内プレーヤーでも再生オッケー
画質は良好、綺麗なアダルトビデオと言った印象
映画のフィルム感などは皆無

音響はドルビーTrue HD　2.0chロスレス・ステレオ
これも初めての経験(笑)
元録がステレオなのでこれは仕方ないと諦めていたが

意外とこの音が良かったりする　音の解像度が高くなったお陰で
ステレオとは思えないほど音が部屋全体を包み込む
もちろんフロントオンリーではあるがヌケが良い

チラ見だけならレンタルDVDをお勧めするが
ハイデフ映像狙いなら北米盤BDは失敗してもキズは浅い価格だと言える
ここまでバカバカしく作ってくれると、むしろ、いさぎ良さを感じる

『週刊ヤングマガジン』連載の松本光司の人気コミックスを
日韓合作で実写映画化
私はこのコミックを読んだ事は無い



行方不明の兄を探して絶海の孤島・彼岸島へとやって来た主人公の
高校生とその仲間たちが、吸血鬼と化した住人たちを前に
極限のサバイバルを強いられるさまを派手なアクションと
残酷描写を織り交ぜ描き出していく

マンガの場合は有り得ないストーリーであっても
長い連載によって読者の感情移入が出来ると言えるが
映画の尺に収める場合たいがい無理が生じる

コミック自体がまだ連載途中と言う事なので
マンがの世界観を基にしたオリジナルストーリーなんだろう
しかし、今時゛地図にも載っていない島゛とかどうよって感じ(笑)

吸血鬼との対決と言った使い古された設定に何の目新しさも無ければ
面白味にも欠ける　中、高校生でも楽しめないかも知れない
何よりも全然、怖く無いのが致命的

終盤エイリアンの出来損ないのようなクリーチャーの登場で個人的には撃沈
所詮、美しい吸血鬼など日本の国民性には受け入れがたい



【BD感想】
UK盤は残念ながらリージョンB、別途再生機が必要となる
韓国のキム・テギュン監督がメガホンを取った作品だけに
好き嫌いは別として　やはり独特の色彩感覚を感じる

暗いシーンが多いが、黒よりも　ブルー系の色で多くは表現され
ハイデフ映像とのマッチングは良好で、想像以上に高画質な出来
一部のCG映像はさすがに浮き気味だが
もし低予算映画だとすれば、とても良い仕事をしていると思う

音響はDTS-HD MA 5.1chロスレス　外国人監督作品でいつも関心するのは
映像に関してもそうだが、音響に関してもとても丁重な作り込み
全体を通して大きな音は少ないが

サラウンドの調整には、まいったしてしまった
非常に上手い、移動音やBGMに限らず　常にスピーカー同士がつながってる感じ
マルチチャンネルを相当意識した調整がされている

BDの出来は映像、音響共に想像以上にハイレベルな出来ではあったが
余りにもマンガ的なシナリオは実写化には向かない原作だと感じた

注意:このソフトはリージョンBです

イギリスより購入したのは金城武主演、怪人二十面相映画
子供の時から江戸川乱歩の小説は幾度と無く読んだモノだ
ただし、映画と小説は全く違うオリジナルストーリー



第二次世界大戦を回避した架空の日本を舞台に、二十面相に嵌められ
濡れ衣を着せられた曲芸師の男が、自らの汚名をそそぐべく奔走する姿を
レトロな味わいの中、ユーモアを織り交ぜつつアクション満載に綴る

まず驚いたのは金城武が怪人二十面相では無かった点だ
誰もがそうであろうと思って見て裏切られるが
そこから始まる快進撃と言うヤツであった

練れ衣を掛けられ投獄される金城武と名探偵明智小五郎
それと明智の婚約者であるヒロイン松たか子が三つ巴となって
本物の怪人二十面相を追い詰めて行く、これが本筋

又、金城武のブレーンであるサーカス団の連中が支えとなり
彼を助ける、サーカス団とは名ばかりで、ドロボウを生業とする連中だった
二十面相と対決出来るまでに特訓が始まる、ここら辺のスポコン要素も良い

この映画に登場する怪人二十面相は小説の様な少しヒロイズムを持った
ダーク・ヒーローでは無く、アメリカンコミックで登場するような
完全な悪党に姿を変えている(世界を破滅させる志向)

金城武は日本語だと、なぜかダイコン



【BD感想】
CG作品で注目を集めた「GOEMON」よりもCGの使い方は上手いと感じた
オープニングや見せるシーンで大掛かりなCGは使うが
その他をスタジオやロケなどで撮影する事で映像的に優れたシーンが多い

邦画の割にはボケたモッサリ感が少なく、解像度の恩恵を受けたと
十分に感じられる映像だと感じる　とても綺麗

音響はDTS-HD MA 5.1chロスレス　驚くほど重低音の沈み込みが豊かで
凄く良い音響だと思ったが　バランスがアウト
邦画とは思えないほど、ガッツリ低音域を使いサラウンドも良好

しかし、セリフが聴こえ辛い、これは距離感とかでは無く
明らかに収録バランスが悪すぎる
セリフにボリュームを合わすと、とんでもない爆音に耐える事となる
このバランス調整が良ければ、かなりハリウッド音響だと言ってよい

ひょっとしてロッシー音源ではそうで無いかもしれな!?
国内盤BDはDolby-True HD 5.1chで収録されている、これは未見
(経験上True HDの方がふん詰まり臭い気がしてならない)

こういったBDセル盤の感想やレビューを書いていて
個人的に困ったなと感じるのは、国内盤で大作が発売される日である

目の肥えたユーザーやハイエイド環境の方などは予約買いが多く
待ってましたとばかりその才能をいかんなく発揮して
いち早く、その映画を紹介している　それも素晴らしいのが多い

私も以前は発売日に視聴して感想など書いていたが
いかんせん、語学力や表現力は頑張っても
二流大学を浪人した高校生レベルであり

他の方々のレビューなど拝見するようになり
これはやばいなと、密かに感じていたのだ

なぜか、自分の書いているモノが、むかし夏休みの宿題などで
解説だけを読んで書いた小学生の感想文を思い出した
あらすじだけダァーーって書いて「良かったけど、考えさせられました」
なんて書いていた記憶が蘇る

アホはアホなりに色々考えるんだが、ここはもうブッチャーしかない
反則技でレフリーの目を盗んでパンツから出す、あれだ

そこで私の考え出した手口として登場するのが゛ゲテ物゛である
この余り、かぶる事の無いジャンルだけに興味も散漫になるだろうが
だれしも、彦摩呂（ひこまろ)の食いっぷりに引かれる魅力がある

「キック・アス」の国内盤BD発売決定
３月１８日何だけど・・・・国内公開の配給先はカルチュア・パブリッシャーズ
何故か東宝からの発売となる



先にUK盤を視聴してディスク・クオリティーは非常に高かったが
今回国内盤はえらいパワーダウンしてないか!?(笑)
今時のセル盤としては最低の仕様

片面１層　BD-25
音響はオリジナルDTS5.1chサラウンド(ロッシー)
日本語吹替え　ドルデジ2.0chステレオ
DVDとのパック販売となるが・・・・

１月１９日※追記　貴重なコメント情報(執念!?)により
メーカーも襟を正した様です(笑)

【商品仕様】
本編117分／片面2層／シネスコサイズ
◆本編ディスク(Blu-ray)◆
＜音声＞１．DTS-HDマスターオーディオ5.1ch(英語)　２．ドルビーデジタル2.0chステレオ
＜字幕＞１．日本語　２．日本語吹替
後はどの位の金額で落し前をつけるだけ　邦画並みのプライス

この　みょ～に高い価格設定はどうにかして欲しい
国内盤発売したら買おうと思っていたが　少し様子を見よう
せめて２層ディスクで音響ロスレスなら高くても諦めは付くのだが

映画の感想は以前WOWOW放送を見て書きましたので
こちらをご覧下さい

すでに国内盤はワーナー配給の恩恵から廉価版が出ている
今回はドイツ盤スチールケース仕様を紹介しようと思うが
リージョンはBなので注意





この映画は全てブルーバック撮影で行われ　ロケは無し
役者さん達はメイキングでも語っているが非常に演技が難しかったらしい
ドイツ盤BDには５枚ほどのポストカードが付く

【BD感想】
HV放送よりも色の情報量が良くも悪くも増えている印象
輪郭はCGとの違和感を避ける為に薄っすらボカシが入った感じだが
顔であったり、身体そのモノの映像は限界までコントラストを高めたと言った所

その為にセル盤で見ると発色が強すぎて浮いてしまっている
昔のサンデーやマガジンの表紙で長島茂男や人気力士の写真が載っていた
゛あれ゛を感じさせる　実写と絵の部分との違和感が強く紙芝居を見ている様だ

紀里谷和明と言う人は確かに今まで邦画でやらなかった事を
かなり高次元で表現している天才肌タイプだが
ことごとくハズしてしまうセンスの無さも同時に持ち合わせている気がする

音響は国内盤ドルビーTrueHD 6.1ch
ドイツ盤はDTS-HD MA 6.1ch ここが一番大きな違いだろう
音響も邦画にしてはそこそこ鳴らしてくれているが

この映画ほどモノが飛ぶシーンが多い映画も少ない
サラウンドとしては最も美味しい味付けを出来るはずだがハズしている
移動音が視聴位置を通り過ぎると言ったモノでは無く、外を通る感じ
これが紙芝居映像とあいまって驚くほど躍動感に欠ける

低音も、もう少し突き抜けていれば良いと感じるのは残念
だがレンジの巾が広いのか高音域はとても綺麗に聴こえる
どれもこれもハリウッド映画を意識して一歩手前で失速してしまった感は拭えない

一番ハズしているのが脚本なので映画としては不発
しかし、江口洋介カッコ良かった、それと中村橋之助の（織田信長）は〇

私も夢中で見ていたテレビドラマ「特攻野郎Aチーム」を映画化
今回は、キャスティングにも好感を持ちセル盤を購入
やっぱ、リーアム・ニーソン良いわ(笑)



無実の罪で投獄された“Aチーム”と呼ばれる元特殊部隊の
4人のメンバーたちがその汚名を晴らすため、国家に挑む姿を活写する

思い入れの有るドラマやアニメの映画化は難しいが
良い意味で裏切られた気分になれた
今作はTV版を超えたとは言わないが　映画としては非常に面白い

こいつら本当に強いのか? って感じるおふざけな部分と
ガチでイケてる部分のバランスがとても痛快
古いファンには全体に流れるアメリカンジョーク満載も心地よい

とってもおバカで男気が有って、名誉を重んじて仲間を信頼する
そんな男達が繰り広げるノンストップアクションムービー
そこそこストーリーも有って、爽快感の満足度は高い　男の子大好きムービー!!



【BD感想】
片面2層　BD-50 1080p/AVC MPEG-4
本編は劇場版と１５分長い無敵バージョンが収録されている
私は劇場版を視聴した

画質は良好　色乗りがとても良い
今時のハイデフ映像としては合格点、不満を感じる事は無かった

音響DTS-HD Master Audio 5.1chロスレス　
部屋を音で埋めるタイプでは無いが
シーンによってドーンと音響が鳴り響く、劇場タイプの音かも

ただ音源の資質は非常に良いと感じる
次は無敵バージョンで確認したいと思う

今回は近所迷惑を考慮してボリュームを絞っての視聴だったので
本来の音は体感出来ず　一定音量から上がロスレスの本領発揮だからだ
音響空間はやや広めと感じた

ぶっちゃけ、これは思ってた以上に面白かった

イギリス盤も日本語入りなので予約していたが
中々届かず、今までで一番遅い到着となった「ソルト」

相当漂流生活をおくった様で梱包はボロボロのヘロヘロ(笑)
中身はそれほどダメージ無くセーフ



二重スパイの容疑をかけられたCIAエージェントを
アンジェリーナ・ジョリーが熱演するアクション・サスペンス

ソニー・ピクチャーズの社長がアンジーにボンドガール出演の
依頼をした所、彼女はボンド役なら出ても良いと返事した事から
トムクルーズで企画していたモノを彼女に変更して出来た作品、言わば

アンジーの、００７　ダブル・オー・セブン

正直、私の年代ではロシアとアメリカの冷戦期などと言う背景が
すでに古すぎてチョッと腰砕けになってしまった
それを知らない若い層には新鮮なのか?

結局は鉄の掟より愛の力が勝ってしまい
CIAや二重スパイなど、どこ吹く風か、旦那の復讐に燃えるソルジャー物語(笑)
ストーリーより、いかにアンジーを強く、カッコ良く撮るかが勝負

歳を感じさせないアンジーのアクションは見所の一つ
スパイ映画だけ有って、ブロンド、黒髪、男装などの七変化も楽しめる
ただストーリーは大味過ぎる(笑)





【BD感想】
このBDには劇場版、DC版、DC別エンディング版の３篇収録
個人的には劇場版が一番良かった
片面２層　BD-50 1080p/MPEG-4 AVC

画質は今時の大作映画としては普通の出来　
音響はDTS-HD Master Audio 5.1chロスレス　これは大変素晴らしい
特にサラウンド調整の仕事が上手く出来ていると感じる

全体的に包まれるタイプでは無いが
小さな音から大きな音まで繊細に音がつながって行く
特に移動音が丁重に作られており　音の伸びがとても長く感じる

重低音の切れも良く、マルチチャンネル環境で本領を発揮する
音響ジャンキーならセル盤購入も有りだが　脚本重視ならレンタルが良いかも
廉価版が出て安く買えるのなら所有する価値は高い

ジェームズ・アンジーな映画になってはいるが
単純にアクション映画として楽しんだヤツ勝ちかもね

今回は変り種、韓国盤BDの紹介となる
個人的にこの映画が大好きで、韓国にも天才監督って居るんだと関心した
韓国では観客動員1230万人と言う同国の歴代動員記録を塗り替える大ヒット
何故か日本での公開はコケた(笑)



漢江（ハンガン）に突如出現した怪物に娘をさらわれ
死んだと思っていた父親の携帯に電話が!!
それは死んだはずの娘からの助けを呼ぶ叫びだった・・・

一言でモンスターパニック映画と言えない所がミソ
家族の絆や家族愛が大きなテーマだと感じる
どちらかと言えばダメ家族が一丸となって娘を助けに行く

１ラウンドでダウンを奪われたボクサーを見守る心境(苦笑)
又、風刺以上に反米性や国民性を強く描いている一面も有り
ただ、かるーくモンスターパニック映画としても楽しめる

この作品のHD盤は先にHD-DVDで発売された
のちに北米盤でBD発売したモノを購入しようかと迷ったが
クソ高い韓国盤にしたのは、ご存知の方も多いと思います

韓国盤は日本語字幕入りなのよ

だが最後まで悩んだのは音響　北米盤がリニアPCMに対して
韓国盤はロッシー音源　そんないまさらトホホで有る
しかし、このBD手元に残したいので我慢の子だして本日に至る

作風は少し違うが゛トレマーズ゛が好きならこれも楽しめると思う





【BD感想】
片面２層　BD-50 (多分)　1080p/VC-1
ディスクはメイドIN USAの不思議な作り(爆)
この作品は非常にハイデフ栄えするタイプの映像だと感じる

特に下水道の娘がラチられている暗いシーンでのコントラストが素晴らしい
ビットレートも明るいシーンよりハイレートを叩き出し
相当、高品質な機材で撮影されたと思わせる映像美

怪物とのシーンはやはり違和感を嫌ってか少々解像度を落とす処理
しかし、制作費の半分を怪物作成に当てただけの事は有る出来栄え

音響は、韓国語 DTS 5.1 Surround (1.5 Mbps)
これだけ聴けば決して悪い訳では無いんだけど
すでにほとんどのセルをロスレスで体感してしまった私的には物足りない
やっぱ、この低音の深さが足りなさげ

上記にも書いたが　申し訳程度の日本語字幕が付く
そしてリージョンもA 国内プレーヤーもオケ

国内では映画がコケた事が大きな理由であろうがBD発売は未定
同監督の「母なる証明」はBD化されているのに残念
母なる証明も衝撃作だったので又感想を書こうと思う

正月休みを利用して録画していた映画の消化
この作品は1957年公開『決断の3時10分』のリメイクだがオリジナルは未見
ベイル×クロウ　このキャスティングで見た



強盗団のボスを３時１０分発ユマ行きの列車に護送することになった借金苦の牧場主
対照的な境遇に生きる２人の男が道中で繰り広げる駆け引きと奇妙な心の交流を描く

善人VS悪人　
これを見た時、男の友情とか絆とか　私は余り感じなかった
気付きと言うか、自分に掛けているモノが埋まって行く
そんな感じがした

不幸な生い立ちから家族愛を知らない悪人だが
貧乏ながら家族を愛し、必死に生きる善人の姿
又、この家族達に触れ合う事で何かが変わっていく

何も家族に誇れるモノが無い、賞金目当てで受けた護送で有ったが　
せめて息子には自分の正義を貫いて見せようと、命を賭ける善人

そして３時１０分の決断とは!?・・・・

「ボス、そりゃないっすよ !?(涙)」

ハッピーエンドでなかったのは少々残念では有った
この２大スターの競演なので演技も不安は無く、安心して見れる
悪人を演じたラッセル・クロウはやはり渋い

今時の西部劇にしては、本格的で良く出来た作品
役を入替えて、見てみたいと感じた

歳を取るにごとにホラーモノは敬遠気味(笑)
この作品はグロイ　スプラッターシーンは控え目　
ただ何となく、古いホラー映画を思いだした



この娘、どこかが変だ!!
一組の夫婦が養子として引き取った少女エスター
最初はお人形さんの様に可愛い彼女だったが、奇怪な行動に出る

少女が主役であるがオカルトでも超常現象でも無い
ガチバトル系　これは新鮮だったかも知れない

これは　アレだ　゛たまみ゛だよ　(爆)
梅図かずおの名作「赤ん坊少女」の゛たまみ゛そのものと言って良い
後半からの恐怖は違う映画を見ている様な高揚感を覚える

大ドンデン返しは無いものの、予測想定外のシナリオは
ホラーサスペンスとしては超一級の出来
ほぼ無名でエスターを演じたイザベル・ファーマンの演技が素晴らしい

絵ズラや音で怖がらせず　ジワジワと芯に来る恐怖は
古い良質のホラー映画の作りに似ていると感じた
音響も今時の映画らしく　サラウンド感に溢れた優れもの

作風は全く違うが゛ミザリー゛とかいけるクチならこれも有りだと思う

喪中につき、年賀状ブログは控えさせて頂きます　(｡-人-｡)

WOWOWの放送で初めて見たが、久しぶりに良い映画を見た気分
驚いたのは脚本を無名時代の
マット・デイモンとベン・アフレックが共同で執筆



天才的な頭脳を持ちながら幼い頃に負ったトラウマから
逃れられずにいる一人の青年と、最愛の妻に先立たれ失意に喘ぐ
心理学者との心の交流を描いたヒューマンドラマ

マサチューセッツ工科大学のエリート、世界屈指の名門校の学生ですら
悪戦苦闘する数学問題が廊下の黒板に貼り出されていた
館内の清掃のバイトで訪れていたウィルはいとも簡単に解いてしまう

埋もれた天才を開花させるべく、手をさしのべるが彼は心を開かない
それは幼少の時から続いた虐待が原因だった
彼のセラピーを引き受けたショーンも又、妻の死を克服出来ず
大きな心の病を抱えていた

天才がゆえ、先に計算して答えを出してしまうウィルにショーンは
゛実際に、行動してみる゛゛目で語り掛けて来る事も有る゛
彼に計算だけでは無い、人間らしさを伝える

本当は好きな彼女がいるが、別れの悲しさを先読みして踏み込めない
バカ騒ぎしているダチも非凡な才能に気付いて更正して欲しいと願う
傷ついたモノ同士が触れ合う事で心の扉は開かれていく

「君は、悪く無い!!」「君は、悪く無い!!」
何度も繰り返して伝えるショーンに　長い呪縛から開放され
人間らしさを取り戻すウィル・・・

ロビン・ウィリアムスの演技も良かったが　やっぱマット・デイモンだろう
このどこか冷めた、難しい役柄を見事に演じている
第70回アカデミーでは助演男優賞／脚本賞を受賞

正月はこう言った秀作の再放送をしてくれるのがうれしい
これは映像や音響では無く、映画そのモノが心に残った作品だった